別府観光の定番、「地獄めぐり」。市内に点在する個性豊かな「地獄」のうち、今日は「かまど地獄」をご紹介します。かまど地獄の特徴は、1~6丁目まで6つの地獄が集まっていること。美しいコバルトブルーの地獄や熱泥地獄、さらには手足の蒸し湯や飲む温泉が楽しめる「極楽」に、オリジナルグルメまで。たっぷり詰まった楽しみを紐解きましょう。
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由緒正しい温泉郷として知られる鉄輪エリア内に、かまど地獄があります。
大きな窯が迎えてくれる入り口から、さっそく中に向かいましょう。(入場料:大人400円、小・中学生200円)
かまど地獄の敷地内には6種類の地獄があり、それぞれ「かまど地獄1丁目」、「かまど地獄2丁目」…と呼ばれています。自然の豊かな力を反映した地獄の姿は、実に多様。一方の「極楽1丁目」から「極楽4丁目」では、温泉のお湯を飲んだり、足湯や岩盤浴をしたりと、体が温まるユニークな体験ができます。
11月に入り、かまど地獄ではクリスマスに向けた飾り付けが始まりました。他にも七夕、ハロウィンなど、季節のイベントに合わせた写真スポットが設置されるのは、旅行者に嬉しい心遣いです。
また、鬼滅の刃のコスプレで写真が撮れるサービスも要チェック!かまど地獄は、大人気漫画「鬼滅の刃」の聖地のひとつと言われているのをご存知でしょうか?作品との様々な関連性が話題になる中、一際目立つのが「かまど地獄2丁目」にある赤鬼像。主人公の氏名が書かれたアイテムを持って高台に立つ姿が象徴的と言われています。
各ポイントを周った先に、地元土産を揃えた売店があります。また、海地獄のような風情を醸し出す青い湯も必見です。
また、温泉とあわせて楽しみたいのがここならではのグルメ。
蒸気が立ち上る売店で蒸しあげられたホクホクスイーツ、かまど地獄限定の「石垣まんじゅう」は、寒くなってきた今が一番美味しい季節です。定番の白・黒の二種類に加えて、一昨年「抹茶味」が仲間入りしました。ほんのり甘くてお茶の香りが引き立つ、極上の美味しさです。
今年11月3日にリニューアルされたばかりの「抹茶プリン」(400円)の滑らかな口溶けにも注目です。元祖の「醤油プリン」(350円)と、どちらも優しい甘さと、食べ応え十分の濃厚な食感が自慢です。どの味にするか、迷ってしまいます。
さらに、「ピータン」の名で販売されるのは、温泉の蒸気を利用して作ったスモーク色の温泉卵。他の地獄蒸し卵と比べて燻製のような風味が特徴です。テーブルの上に準備されたゆず胡椒醤油や塩をかけて、好みの味わいで楽しむことができます。
地元の恵みをふんだんに使ったグルメは、いつだって旅を味わい深くするもの。他にも赤鬼ソフトクリームなど、甘味や軽食が揃い、ちょっとした休憩や小腹満たしを楽しめるポイントです。
いかがでしたか?かまど地獄はアミューズメントパークのような体験型スポットなので、子どもから大人まで楽しめます。鬼滅の刃ファンの方は、ぜひ聖地巡礼の旅にお出かけください!
【かまど地獄】
住所:〒874-0840 大分県別府市大字鉄輪621番地
営業時間:8:00-17:00
公式ウェブサイト: https://kamadojigoku.com/
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