別府観光をするなら外せないのが、定番の「地獄めぐり」。別府に数多くある自然に湧き出た源泉のうち、特徴的な景観を呈する「地獄」を観光バスなどでめぐるコースです。今日は、代表的な8つの地獄それぞれの見どころを紹介します。
海地獄
まるで亜熱帯の海のような、鮮やかなコバルトブルーが印象に残る海地獄は、別府の地獄の中でも最大級の大きさ。水面は爽やかな色合いですが、実は100度近い熱湯です。その熱を活かして、周辺では熱帯性睡蓮が育てられています。
鬼石坊主地獄
灰色の泥が沸騰している様子からその名がつけられた鬼石坊主地獄。今から約1,300年前に編纂された「豊後風土記」にも記述が残っているほど、長い歴史があります。敷地内には足湯や軽食処も。
山地獄
山地獄の特徴は、何と言っても様々な動物と出会えること。カピバラ、フラミンゴ、ポニー、ウサギ、ヤギなどが飼育されていて、餌やりやふれあい体験もできます。併設されているサボテン園も一見の価値ありです。
かまど地獄
かまど地獄には一丁目から六丁目まで6つの池があり、それぞれグレー、ブルー、乳白色など、異なった色合いの湯が湧いています。ここだけで様々な地獄を手軽に見て回れるのでお得です。敷地内には無料で楽しめる足湯も。
鬼山地獄
「ワニ地獄」とも呼ばれる鬼山地獄では、約80頭のワニが飼育されています。飼育員による餌やりの時間には、先を争うようにジャンプして食いつくワニたちの姿を見ることができ、圧巻です。まだ小さい赤ちゃんワニの姿も見られます。
白池地獄
国の名勝にも指定されている白池地獄は、白濁したブルーの色合いが目を引きます。周囲は日本庭園になっていて、ほかの地獄とは少し異なる落ち着いた雰囲気。園内には、16種類の熱帯魚を見られる熱帯魚館が併設されています。
血の池地獄
天然のものとは思えない真っ赤な池がおどろおどろしい雰囲気を漂わせている血の池地獄。別府の地獄の中で屈指の広さを誇ります。併設の売店は、お土産の品揃えが充実していて人気です。敷地内には、血の池地獄の湯をそのまま活かした足湯も。
龍巻地獄
龍巻地獄は、約30分〜40分おきに熱湯が噴き出す間欠泉。100度を超える熱湯がしぶきを上げながら勢いよく噴出する様は、とても豪快です。血の池地獄の近くにあるので、セットで訪れるのをおすすめします。
地獄めぐりの詳しいアクセスや最新の営業時間は、別府地獄組合のサイトでチェックできます。
別府観光の際は、ぜひ個性豊かな8つの地獄を間近で体感してみてくださいね。
Comments are closed.